睦月/Jan.2020 Ikebana report

 

年が明けてから、DoravilleのSushi Hayakawaさんで生け込みをさせていただいています。1ヶ月4回の生け込みを通して、毎回違う発見と反省があり、記録に残していこうと思います。

Jan. 7 木瓜 Japanese Quince、葉牡丹 Ornamental cabbage

初めての生け込みは何にしよう。と考えていた時、中藤レストランでの池坊の初生けの会に参加し、先生が木瓜を生けてらっしゃたのを見て、木瓜が花市場にあると知りました。市場に行って、葉牡丹を見つけ「一月と言えば葉牡丹!」と即座に2種類決定。お正月なので 分かりやすく紅白にしようと ピーチ色の木瓜を頼んでいたのに、帰ってラップを剥がすと蕾の色は ホワイトでした、残念。

Hayakawaさんの受付は 少し高い場所にあるので、瓶花ではなく水盤をチョイス。

枝系は高いので 毎回は買えないですが、2週間くらいは花も続いたので、2月になったらピーチの木瓜で もう一度やってみたいです。

 

Jan. 14 Paperwhite

グリーンハウス産切り花 第一号のパーパーホワイトを 早速 生けてみることにした。球根植物、水仙の仲間で葉っぱや茎の様子も似ているので、シンプルに水仙風に生けようと思ってときめきの花(嵯峨御流のテキスト)をペラペラめくりながら、三才格をやってみました。

水仙に比べて、花の塊が大きいので 水仙ようにスラリとはいかず、ペーパーホワイト×2に足元をヒイラギなんかで留めればよかったかな、と思ったこと、

また、香りの強い花だったので、Hayakawaさんには不向きだったこと(調べたら ペーパーホワイトは香料に使われる花でした)。

シンプルな生け花が 一番難しい気がします。

 

Jan. 21 菊 Mum, 松 Pine, ソリダコSolidago

和の雰囲気 菊。頭のネットを外してびっくり、超巨大な顔をしていてインパクト大。

そろそろお正月の松の内も過ぎて注連縄もおかしくなってきたので、菊を入れて見ました。こうして写真と通してみると、「花開」書の下、ここは高さのある生け花の方が、雰囲気が出そう。

 

Jan. 28 ネコヤナギ Pussy Willow, チューリップ Tulip, ブルゼリア Burzeria

誰かのブログの写真でみつけた ネコヤナギとチューリップの生け花がとても可愛かったのでこの組み合わせ。市場に溢れるカラフルなチューリップを生けてみたかったので選ぶときはワクワクしました。

ネコヤナギは生花風に生けたつもりが、用長い、というか全体長い? もう少し切っても良かったかも。毎回写真を分析して、後から反省点がたくさん出てきます。

カウンターは、下向きチューリップを入れて見ましたが、調理の熱か空調か、週末までに色褪せて 不気味な紫になってしまったそうです。熱に敏感なチューリップは、室内の生け込みでは難しいのでしょうか。

フィラーにいいかと思って買ってみた ブルゼリアという緑の硬い花(?)はアフリカのお花。おもいっきり上を向いているので、カウンターからは花の顔が見えにくかったかもしれませんが、3週間経っても色も形も変わらず 頑丈さだけは◎!

個人的な反省点がいくつもありますが、お花を置かせていただいています Sushi Hayakawa様 有難うございました。引き続き 宜しくお願い致します。